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指板を、研ぎ上げる。
私がオリエンテで修行をしていた頃、オリエンテの二代目は指板を調整する技術について話をしていると、意識的にか無意識にか、3つの言葉を使い分けてしました。 一つは『指板を削る』、もう一つは『指板を磨く』、そして『指板を研ぐ』と。...
ロックやロカビリーの調整方法
ここ最近、ロックやロカビリーを演奏するオーナーのご来店も増えてきました。 ロックやロカビリーでは『スラップ』という独特な奏法がありますが、その奏法に対応した調整方法を・・・と模索してきましたが、最終的に行き着いた先は『クラシックやジャズに対する調整方法と基本的には変わらな...


一度に数種類の弦を使用する場合
過去に『カレーは二日目からが美味い』というような例えで書いたことがありますが、一度、駒を取り外してしまいますと一時的に音が鈍くなります。 この写真の楽器は納期が2週間ほどあったので早い段階で駒を交換して弦を張り、数日おいてから調整をしました。...
『調整』という魔法の言葉。
『楽器を調整する』と言われても、実際のところ『何をどうやって、最終的にどうなるのか?』という部分が見えないと言われる方もいらっしゃるので、ちょっとだけ、私の楽器の調整の手順みたいな、お話を。 本来は、もっと色々な、そして複雑な条件(オーナーからの要望とか?)があって、その全...


弦高は、どこまで下げられるのか?
『弦高を下げると、楽器の鳴りは弱くなる。』というのは、ある意味、事実であり、ある意味、事実ではなく。 楽器の調整というものは単純に弦高だけで音が決まるわけではなく、様々なことが重なり合って、最終的に『楽器が、よく鳴る』という状況を作り上げられれば良いわけで、そのあたりは...


カレーは二日目からが美味い
『カレーは二日目からが美味い』ではないけれど、駒も立てた(交換した)ばかりの時は音が鈍い(にぶい)ので、時間があるときには一日か二日ほど放置して、安定させてから音量や音色のバランスを調整します。 オーナーの楽器持ち込みの場合、目の前で駒の交換作業を見ていただくことは当店の基...


コントラバスとオーディオと、低音と。
今回は『低音』の話。 普段、店で鳴らしているスピーカーは、Electro-Voice(エレクトロ・ヴォイス)の『EVID 6.2』というものがオリジナルで、本来は直径15cmのユニットが搭載されていたところを、Parc...


結局のところ・・・直らない
あまり、こういうネタを出したくはないけれど・・・。 ここ最近、あまりに(過去の)悪質な修理を目にする機会が多いので、ちょっとだけ。 ネックが折れた場合の修理方法で、『折れた箇所を適当に接着して、あとはボルトで固定。』という作業をする修理業者が稀(まれ)に存在しますが、ボル...
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