ベースアンプにダンプドバスレフを採用してみる。

前回、ダンプドバスレフを紹介しました。  この記事の投稿の後に、色々と実験をしてみました。

 ダンプドバスレフはサウンド的には、バスレフ式と密閉式の中間のような印象があります。  ただ、バスレフポートを塞ぐ際に、どれぐらいの吸音材を使用するかによって、バスレフ式に近いサウンドにも、密閉式に近いサウンドにも、どちらにも寄せることができるようです。

 先日、Phil Jones Bass Super Flightcase のオーナーと『広がりすぎる低音を抑える』という実験の中で、ダンプドバスレフを使ってみたところ、意外にもうまくコントロールできました。





 そこで今回、Roland CUBE-60 BASS のレストアにも採用してみました。

 Roland CUBE-60 BASS の重低音は確かに理力的です。  しかし、実際のところ、この重低音が音程感を消してしまっている。  当店のRoland CUBE-60 BASS は、バスレフポート自体を交換してあるので音程感は維持できていますが、今回の依頼は、あくまでオリジナルの状態を維持しつつグレードアップさせるので、バスレフポートの交換はできません。

 そこで、ある程度の重低音を残しつつ、音程感のあるサウンドを作るために、薄くしたグラスウールの吸音材をバスレフポートの先端に巻き付けました。







 結果的に非常にバランスの良い低音を得られました。

 ダンプドバスレフは、いかに吸音材を固定するのかが重要で、その問題さえ解決できるようであれば、ベースアンプにも活用できそうです。