タイのPOPミュージック その2
Valentina Ploy イタリア生まれ。
両親はイタリア人(父)とタイ人(母)。
2017年にタイのオーディション番組に出演。
そこから2019年にデビュー。
初めてValentina Ployを聴いた時、最初、サウンドの美しさに驚きます。
その後、彼女のヴォーカルのセンスに驚きます。
“……タイって、こんなに最先端な音楽を作っちゃうの?!”
当店で常連さんたちとも鑑賞しましたが、その多くが、
“え? これ、タイですか?”
と言います。
でも、映像を見ると、
“あぁ…タイだ。”
と、わかります。
実は、2017年当時のオーディション番組の映像を観てみると、Valentina Ployは、非常にセンスの良さは感じますが、ここまで上手くない。
2017年からデビューまでの間に、非常に多くの修練を積み上げてきたことが、よくわかります。
コメント欄の方には、アコースティックのライブ映像も投稿しておきます。
現在の日本のPOPSの世界は〈育てる〉と言う文化が無くなってしまった。
周囲の大人が、才能のある若者を、しっかりと育てて世に送り出すという、その体力を失ってしまったように思います。
現在のタイのPOPミュージックを聴くときに、前回のInk Waruntornもそうですが、しっかりと訓練を受けたということが判るアーティストが多いように思います。
この辺りが、現代の日本とタイのPOPS業界の大きな違いのような印象があります。
ちなみに、私はValentina Ployの楽曲をApple Musicでダウンロードしました。