『ハーディ・ガーディ』どことなくプロレスの必殺技のような名前ですが、ヨーロッパの民族楽器です。
わりとハンガリーあたりが有名ですが、フランスやウクライナなど、意外と広範囲で生息している楽器です。
これも擦弦楽器ですが、右手のハンドルを回すと、松ヤニを塗りつけた円盤が回って一度に数本の弦を擦り発音させるという。
音色と音の響きがバグパイプに近いので、代用として使われたり、一緒に使われたり。
地域によって構造が多少違う部分もあるようです。
この映像を観ているとき、小学生の息子が “この楽器は何?” と私に質問をしました。
私は “『ハーディ・ガーディ』という、ヨーロッパでベビーメタルとかハードロックに使う楽器。” と答えたら、隣にいた高校生の娘に “違う!! 変なことを教えるな!!”と叱られます。
とはいえ、実はYouTubeで『Hurdy Gurdy』 と検索をすると、ハードロックやヘビーメタルで使用されている映像が検索上位に並んでいます。
このド派手な音色が、音楽によく馴染むのだろう・・・と想像できますが、いやはや、ヴァイオリンもコントラバスも、時代の音楽の文化の中で、その在り方を〈進化〉させてきましたが、このハーディ・ガーディという民族楽器の進んできた道は『凄い』の一言に尽きるような気がします。
現在は、エレキギターのように塗装された楽器もあるようです。
『閲覧注意!』とまでは言いませんが、こちらの映像は、ハードロックなどの音楽に慣れていない人は、まず音量を下げてから再生してください。
・・・というぐらい、なかなかガッツのあるソロ演奏です。
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