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若い職人たちに向けて その2
以前、“独立しても(= 一人前になっても)、職人さんって勉強するもんなんですか?” と質問を受けた事がありまして。 職人なんてものは、親方から〈一人前〉と認められたとしても、〈完璧〉ということはあり得ないので、ずっと学び続けるものなのですよ。...


若い職人たちに向けて
3年前・・・4年前、それぐらい。 よく夜中に、店の仕事場に入って、楽器の調整の勉強というか、研究をしていました。 私はオリエンテというメーカーで、20年間、寝ても覚めても、嫌というほどコントラバスを作り続けてきて、それと共に、楽器の修理にも携わってきたのですが、...


久しぶりにウルフトーンの話
せっかくなので、久しぶりにウルフトーンの話。 『ウルフトーン』とは、簡単に言うと、音程感のない波打った音のことですね。 Wikipediaでは『演奏音と楽器の胴体の共振周波数が一致した時に発生する、原音の周波数を増幅/拡大した、持続し共鳴する人工的な倍音である。』...


駒の足の厚みについて
2年ほど前でしょうか? 私の修行先のであったオリエンテの二代目と話をしていたときに、二代目が “どうも、駒の足の厚みは、薄くするよりも、ある程度の厚みを残した方が良いと思う。” と言いました。 写真1枚目は、わりと一般的な駒の足の厚みですが、私も、二代目が指摘をする...


ピックアップのノイズ対策
『The Realist』のピックアップのノイズ対策。 この Realist のノイズの問題は、もう何年も前から相談が多く寄せられていて、それは駒の足の下に配置する銅板タイプも、その進化系のウッドタイプも、アジャスターの部分に差し込む Life Line...
ピックアップの性能は職人の技術に依存する
ピックアップマイクの性能と、職人の責任と。 今回、Wilsonの認定取扱店になることを決断した理由の一つには『職人の責任』というものを感じるからです。 コントラバスのピックアップの多くは、ピックアップ本来の性能を引き出すには、取り付け技術の良し悪しに左右されます。...
YAMAHAのサイレントベースの調整について。
つい先日、『SLB300』が発売されて、『SLB200』は生産終了されており、市場の在庫が切れれば、それで販売終了だそうです。 当店としては、ここ1ヶ月ほどは毎週のように『SLB200』の調整依頼が入っていますし、1週間で3本の依頼があったり、来週も再来週も、調整依頼の予約...


ウルフトーンの消し方
『ウルフトーンは消えない』という定説がありましたが、実際は消せる現象であって、それは当店の投稿したウルフトーンを消すという映像にもありますし、通常の駒の調整作業の動画でも、ウルフトーンを消している映像も幾つかあります。 ...
グリガのコントラバスの調整方法
そのまま放置しておくと『グリガは鳴らない』という価値観が定着してしまいそうなので、『グリガのコントラバスの調整方法』を、ご紹介します。 というのも、当店の常連さんでも(本職を含めて)幾人かグリガのオーナーの方がいらっしゃいますが、先日の記事を読んでも、おそらく...


『単板削り出し』で作られた楽器は優秀なのか?
『単板削り出し』で作られた楽器は優秀なのか? という考察。 私の答えから先に出してしまうと、『腕の悪い職人の単板削り出しよりも、腕の良い職人のプレスからの削り出しの方が、良い楽器になる。』という現実。 私の京都での修行時代から、修行先の二代目とよく話題にな...
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