PCの中の写真を整理していたら出てきた。 撮影は2014年。 私が、まだ Oriente で修行をしていた頃の写真です。 Oriente はコントラバスのメーカーですが、古い楽器の修復なども行なっています。 これ、意外と知られていません。 楽器の修理も日本全国から送られてきますし、直接楽器を持ち込まれれば、修理も調整も行なっています。 そして、なぜこの写真を撮影したのか…? おそらく、『ケースを開けた瞬間、分解した』という衝撃的な楽器だったように記憶しています。 ケースのファスナーを少しずつ開けるたびに、楽器が分解していく異音が聞こえてくるという。 …あれは恐怖で震えました。 結果的に、ご覧の有様になってしまったという。 そんな状況の写真。 その後、ちゃんと楽器として使えるように修復しました。
Oriente は、このような楽器でも、組み上げて再生させる技術を有しています。 もっとも、丸太から製材をしてコントラバスを作るのですから、Oriente がこれぐらいの技術を有しているのは、当然と言えば、当然です。 それにしても、今見ても、なかなか衝撃的な壊れっぷりですね…。