インターネットの記事は信用できるのか? そう問われると、“これだって、立派なインターネットの記事だけどなぁ。” と思うわけですが。 まぁ色々と意見はあるかと思いますが、少なくともコントラバス界においては、職人が責任を持って技術論を語っている記事は極端に少なく、基本的には(プロアマを含む)演奏者の方々が試行錯誤したものを記事にされているものが圧倒的に多いので、そういう意味では、あまり(汎用性という意味で)信頼性のある記事は少ないです。 ウルフトーンの記事を一つとってみても、どこもかしこも判(はん)を押したように同じことが書かれています。 駒の立て方(表板に対する角度)なども、どこもかしこも判(はん)を押したように同じことが書かれていますが、実際には、インターネットでよく紹介されている立て方では、音の響きも音圧も得られません。 コントラバスは、ヴァイオリンと同じように駒を立てても、楽器を響かせることは、できないのです。
結局のところ、自らが深いレベルで検証をせずに、なんとなく、どこからか記事を持ってきて流用している、ということに・・・なるかと思います。 逆に、あまりに斬新すぎる挑戦(?)の記事の方が意外と “核心を突いている・・・。” と感心することも、多いわけですが。 当店の記事に関しては、その多くは、日頃のオーナーの方々との会話から発生しています。 だから当店の記事には『常連さん』が多く登場しますが、その常連さんたちも、これらの記事を読んでくださっているので、当たり前ですが、嘘が書けないし、その記事に〈責任〉が伴います。 もし、私が常連さんの発言を、さも私の意見のように文章を作れば信頼は失いますし、小さな出来事を過大に盛り上げてみても、顰蹙(ひんしゅく)を買うだけですから。 そうやって、常に責任ある言動で、記事の品質を高いままに維持できるように、日頃から心がけております。
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