本職の演奏家の方から、
“最近レコーディングをした作品です。”
とCDをいただくことがあります。
(写真は、一部です。)
それを幾度も違う角度から繰り返し聴く。
一つは純粋に音楽を楽しむ。
もう一つは、〈仕事〉として聴く。
私と演奏家によって作り上げられた楽器の〈音〉がCDとなるときに、最終的にどのような〈音〉として作られているのか。
そこから、その楽器を演奏家に合わせてどのように〈進化〉させるべきなのか、その方向性などを考えたりしています。
そのために、演奏家と一緒にCDを聴きながら相談をする機会も増えてきました。
そう考えると、もう少し現代的なサウンドのオーディオシステムも常備しておく必要性も感じるので、近いうちに製作しようと思います。
若い演奏家が成長をする。
近年、音楽の現場ではコントラバスとエレキベースの両方が弾けることが要求されることが多いそうです。
そこで、若いエレキベース奏者が、コントラバスを始めることが増えてきました。
当店でも、そのような事例が増えてきて、若い演奏家と一緒にコントラバスの〈音〉を作る機会も増えています。
エレキベース奏者の視点から見るコントラバスと、コントラバス奏者から見るコントラバスは、少し違うようです。
それは結局のところ感覚的なもののような気がしますが、エレキベース奏者の視点を否定するのではなく、その視点を〈個性〉として、最終的に、その演奏家の〈コントラバスの音〉として作り上げていく方が自然なように思います。
それが演奏者にとっても、エレキベースとコントラバスを持ち替えて演奏するときに、サウンドの違和感を最小限にすることが可能だと思います。
そういうことも、エレキベース出身の演奏家と時間をかけて関わることで学ぶことができましたし、またこのようにCD(音楽)を聴くことを通して学ぶ機会も増えました。
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